僕はフランスのホテルでめんつゆと叫んだ

めんつゆを持って笑う当ブログ著者

ciee国際ボランティア体験談第3話。

前回の第2話スーツケースの重さ33キロ。驚愕の超過手荷物料金で罰金13万円 - 旅と写真を楽しむブログのあらすじ。

アイスランドのボランティアをする場所の地図が届き、渡航準備を開始。心配性な家族と揉めながらも荷造りをしてその重量がなんと33キロ。重すぎたために空港で13万円の罰金をくらい、支払ったのちに搭乗ゲートへ向かいました。

今回はアイスランドに行く途中にフランスに宿泊したこと。そして母が出発前にスーツケースに入れた4キログラムの日本食の正体が明らかになります。

フランスに到着

2008年8月14日11時50分発。生まれて初めて日本を離れて遠く遠くの異国の地へと旅立ちました。

(無事にたどり着けるかな?友達出来るかな?ちゃんと仕事できるかな?)

前日は不安で眠れませんでしたが機内食を食べては寝てを繰り返すとフランスまでの12時間は一瞬

(えっ?ウサギ?)

シャルルドゴー空港に着陸時、滑走路の近くをたくさんのウサギが走っているのを見ました。

 

初めての入国審査、荷物の受け取り

英語が話せない者にとって最大の試練が入国審査。頑張って英語で話そうと思ってたのだけれど日本語で質問されてあっさり通過。

(緊張したなぁ。次は荷物か。)

周囲に外国人がたくさんいる状況に落ち着かず、パニック状態になっていたので荷物をどこで受け取るのか分からなかったのでインフォメーションセンターに聞きに行きました。

「に、荷物。どこ?」

家でゲームばかりをしていた。自分から人に尋ねることなんて考えたこともなかった。話しかけるのが怖かった。だけど尋ねないと前に進めなかった。

「〇△◇〇~~~43。」

フランス語で返ってきて分からなかったが43という言葉を聞き取れたので向かって無事に荷物を回収することが出来て一安心です。

 

両替時にキレられる

「ヘイッ!!」

両替しようと並んでいると後から来た外人さんにキレられる。英語じゃなくて何を言ってるのかさっぱり分からなかったがジェスチャーで後ろに並べと伝えてくる。

(え?先に並んでいるのに?)

良く分からなかったけど怖くてもう一度後ろに行って並びなおしました。

(差別?)

おどおどしていたからなめられたんだと思います。

 

ホテルの送迎バスで。。。

予約していたホテルには空港から送迎バスが出ていて指定の場所で待っていた僕。

(お、重い。。。)

到着したバスに乗り込む際にスーツケースを持ち上げたとき手のツメが割れる。なんてったって33キロありますからね。

乗車中におばぁちゃんが降りるとき、荷物を降ろすのにとても苦労していたので勇気を出して手伝うと非常に喜んでもらえて笑顔でたくさん感謝を伝えてくれました。何を言ってるのか分からなかったのでただ笑顔でうなずくだけでした。

(きれいな街並みだな。やっぱり日本と違うなぁ~。ええなぁ~。)

バスにしばらく乗って気づく僕。

(あれ?どこで降りたらええんやろう?)

ここかな?ここで降りるんかな?あれ?ホテルの名前なんか違うな?あれ?

そうこうしてる間に気がつけば空港に戻ってきちゃいました。笑

そしてバスの運転手さんと目が合って(こいつ何しとんねん。)とでも言いたそうな冷たい表情に軽くお辞儀をする僕。あの表情は当時から約10年ほど経過した今でも思い出せる。

予約していたホテルの資料を見せて、着いたら合図をするからそこで降りろと言われて無事にホテルに到着しました。

 

日本食4キロの正体

片言の英語でチェックインを済ませてベッドに寝転がって浮かんだ疑問。

(アイスランドに向かう飛行機に乗るときも荷物33キロあったらあかんよな?)

観光に行こうと思ったけど荷物整理をすることに。

よっしゃやろうっ!!と気合いを入れてスーツケースを開けた瞬間に日本食4キロの正体はすぐに分かりました。

「め、めんつゆ1リットル~~~ッ!!」

。。。

。。。

。。。

「もう1本めんつゆ1リットル~~~ッ!!」

1リットルのめんつゆが合計2本で2キロ。

そして出てきた約20人分程のそうめんと雑貨。

「母さん。。。えらいもんいれたな。。。」

フランスのホテルには似合わないめんつゆとそうめん。

大きなため息をついた。

 

さらば1本1万円のめんつゆ

とぽとぽとぽとぽとぽとぽとぽとぽぽぽぽんっ。

(はぁ~。フランスにきて何をしてんやろ。)

とぽとぽとぽとぽとぽとぽとぽとぽぽぽぽんっ。

 

僕はめんつゆを捨てていた。

(1キロ1万円の罰金やったからこの1キロのめんつゆって1万円やな。。。)

部屋に漂うめんつゆの香り。

余計なものを捨てて溢れかえるゴミ箱。

荷物整理が終わる頃には夜になって観光に行くどころではなく、初めてのことをたくさん経験して疲れ果てた僕はすぐに眠りについた。

次の日の冒険に備えて。

 

次回予告

アイスランドでついに出会えた世界各国の仲間たち。

「う、うぅっ。あぁぁぁぁっ!」

「おいっ!どうした大丈夫かっ?」

もがき苦しむわたりたくやに何が起きたのか。

第4話はこちら

アイスランドに到着。約10時間に及ぶ腹痛との闘いが辛かった - 旅と写真を楽しむブログ