統合失調症が旅に出た

第6章 死んだと聞かされていたが生きていた父に会いに行った

当ブログを運営しているわたたくの生い立ち第6章。

カナダにワーキングホリデー留学に行く前にことについて書いています。

小学6年生の頃に父は僕が幼いころに死んだと聞かされていたが生きていた。

会いに行くのは怖かった。緊張した。それでも会いに行ってみた。どんな父なのかを知りたかったから。

23歳。父と初対面。

冬。

近所の駅から2、3駅離れたところに住んでいた父。

父「たくやか?」

僕「はい。」

23年してから再会したので他人も同然。僕の中からは敬語しか出て来なかった。

僕とあまり似ていない父。似ている部分は歩き方だと感じた。バイクで二人乗りをして父の自宅へ。

何やら鍋の準備が出来ているらしかった。

会話は弾まない

カチカチとコンロの火がつけられて徐々に食べごろになっていく具材たち。

父「何のテレビを見るんや。」

僕「なんでもいいです。」

父「何もおもろいのあらへんなぁ。テレビは。」

僕「さっきのでいい。イッテQ。」

世界の果てまでイッテQという面白い番組の内容はちょうどカナダだった。

僕「ここ。行く。」

父「こんな所に行くんかぁ?シロクマでてるで。」

さすがにカナダはカナダでもそんなところには行かないと伝えたところでぐつぐつと鍋が煮たってきたので食べ始めた。

父の心境

「うん。はい。」を繰り返して帰りも見送ってもらって帰りの駅のホームで。

父「おれ、たくやに殴られると思ったわ。」

僕「なんでですか?」

鈍感な僕になぜ父は死んだと聞かされていたかの想像もすることもなく、この時は父の意味が分からなかった。

だけど何年かあとにどうして父はそのようなことを言ったのかが分かるようになって父も僕に会うのにとても緊張したんだなと考えました。

続く

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