旅と写真を楽しむブログ

【安野光雅さんの「旅の絵本」感想】旅行先で迷子になるからこそ見つかること

安野光雅(あんの みつまさ)さんが書かれた「旅の絵本」という絵本の最後に書かれていた言葉です。

人間は迷ったとき必ず何かを見つけることができるものです。

道に何度も何度も迷ってばかりだと(僕は何てダメなんだろう。)と自分を責めてしまうのですがそんなことはないなと気づかせてもらえました。

なぜならこれまで迷子になって来てこのセリフがとても心に響いたという発見もあったから。

それに迷うからこそ目的地に着いた時の喜びや出会える景色があるからです。

バスがこない

イタリアの街。ヴェローナでのこと。

すいませ~ん。ここに行くバスはどこから乗れるのですか?・・・。え?今日はこない?そっか・・・。じゃあ歩いて行くね♪

イタリアのヴェローナ

大きなリュックサックとガイドブックを手にしている僕は安い宿に行くためのバス乗り場を探していた。

「歩いてはここからじゃちょっと遠いけど?」

大丈夫大丈夫。ありがとう!と言い残して僕はその場を立ち去った。

ものすごく迷子になる

お昼でまだまだ時間もある。ゆっくり歩いていこう。

旅に慣れてきて油断している時ほど迷子になるもの。

確か歩いて40分ほどだったと思う。

(まだかなぁ?)と思って地図を見たら全くの逆方向に進んでいたのです。

方向を地図で確認。15分ほど歩いてまた別の方向へ行ってると気づいた僕。

(何してんだろ・・・。)23キロほどあったカバンが疲れと共に重く感じました。

到着すると凄く嬉しい

あ、あった!!あっこや!!

見つけてからは歩くスピードが上がって少しだけ疲れがとれて笑顔に。

「あ、あなたどうしたの大丈夫?」

急な斜面の上にあった安いホテル。一気に駆け上がって汗だくでボロボロの僕を見て受付の人が言うのでした。

あぁ~。ベッドやぁ~♪

部屋に入ると思わず笑顔に。

シャワーの気持ちよさもぐっすり眠れたのも迷ったからこそ。

ゆっくり休むことにしました。

行きたい場所が増えた

迷って歩き回っている間に様々な景色と出会って行きたい場所が増えました。

1つの国、1つの街を1日で旅をすることもあったのですがこの街の風景がとっても大好きに。

何だか居心地もとても良かったのでゆっくりと観光することにしたのです。

ヴェローナの街の写真5枚をどうぞ。

橋のアーチが好き

イタリア出身の猫さま。名前はクリスティーナっぽい

コロシアム?で何かを建造中

平和の象徴

写ってるの全部ラジオ

もし迷うことなく旅をしていたらラジオ博物館や街をゆっくりと写真を撮るようなことはしていなかったです。

迷子の人を案内するように

たくさん迷って困った経験があるからこそ日本で迷子になっている外国の観光客さんがいたら一緒に歩いて案内するようにもなりました。

「どこから来たの?」なんて世間話をしながら目的の駅や場所に到着すると別れる時に笑顔で言われるのです。

 

「ありがとう♪」

 

迷う怖さを知らなかったらもしかしたら日本で迷っている人に気づかずに素通りしていたのかもしれません。

「こちらこそお役に立てて良かったです♪」

困ったなぁっていう気持ちを経験することって大事。

まとめ

・道に迷うことがどれほど不安かという気持ち

・今、自分がどこにいるか分かった時の安心感

・到着して休めることの嬉しさ

・シャワーのありがたさ

・ぐっすり眠れること

・迷うことで出会えた風景

・一期一会。一瞬の時間の中にある喜び

最後に「旅の絵本」のあとがきから著者さんの言葉を1つ。

私は、見聞をひろめるためではなく、迷うために旅に出たのでした。

生きる上で大切なことが見つかるのであれば迷うための旅をするのも悪くない。

絵本。

考えさせてもらえます。